はじめに
こんにちは。ドローン安全大学校です。
日々、米子のスクールで鳥取県・島根県をはじめとする山陰エリアの受講生の皆様と向き合う中で、最近特に多くいただくのが、「初学者と経験者、自分はどちらのコースを選ぶべきか」というご質問です。この選択は、今後のドローンライフを左右する重要な決断です。今回は私たちの視点から、二つのコースの違いと、後悔しないためのポイントを詳しく解説します。
日々、米子のスクールで鳥取県・島根県をはじめとする山陰エリアの受講生の皆様と向き合う中で、最近特に多くいただくのが、「初学者と経験者、自分はどちらのコースを選ぶべきか」というご質問です。この選択は、今後のドローンライフを左右する重要な決断です。今回は私たちの視点から、二つのコースの違いと、後悔しないためのポイントを詳しく解説します。
1. 初学者と経験者、何が違う？
国家資格（無人航空機操縦者技能証明）の講習は、受講者の経験に応じてコースが分けられています。主な違いは「講習時間」と「費用」です。
| 項目（二等資格の例） | 初学者コース | 経験者コース |
|---|---|---|
| 学科講習 | 10時間以上 | 4時間以上 |
| 実地講習 | 10時間以上 | 2時間以上 |
| 費用・日程 | 経験者の方が大幅に軽減されます | |
経験者コースは、すでに一定の技能を持つ方にとって、時間と費用を節約できる「ファストパス」のような制度です。
2. 「経験者」として認められる条件
一般的に、多くの登録講習機関では以下の条件を満たす方を「経験者」としています。
- 民間技能認証の保有：国土交通省HPに掲載されている管理団体の認定証を持っている。
- 飛行実績の証明：10時間以上の飛行実績があり、飛行記録（ログや飛行許可証）等で証明できる。
ご自身がこれらに該当するかどうかが、最初の判断基準となります。
3. 【重要】「ペーパードライバー問題」に要注意
ここからが、当校が最もお伝えしたい提言です。経験者コースは、現在も定期的に飛ばしている「現役の操縦者」を想定して設計されています。
近年懸念されているのが、民間資格は持っているものの、取得後に長期間操縦していない「ペーパードライバー」の方が、安易に経験者コースを選んでしまうケースです。
なぜ「学び直し」が必要なのか？
- 不合格のリスク：経験者コースは実地講習が非常に短いため、審査で一発合格できない場合、追加の補講費用がかかり、結果的に初学者コースより高くつく可能性もゼロではありません。
- ルールの進化：航空法や機体性能、安全基準は日々進化しています。数年前の知識だけでは、現在の安全基準に対応できない恐れがあります。
操縦に少しでも不安がある方は、遠回りに見えても「初学者コース」で一から学び直すことが、一生モノの安全技術を身につける最も確実な道です。
あなたに最適なコースをご提案します
二つのコースの違いは、単なる時間や費用の差ではありません。ご自身の現在の技量と知識を正しく見極めることが、安全なドローンパイロットへの第一歩です。
ドローン安全大学校は、米子市をはじめ、鳥取・島根にお住まいの皆様が安心してドローンの世界に飛び込めるよう全力でサポートいたします。
「自分はどちらが合っているだろう？」と迷われたら、ぜひ一度当校へお越しください。教官が責任を持って、あなたに最適な道をご提案させていただきます。