近年、農業の効率化と省力化を目的として「農薬散布ドローン」が注目されています。
特に鳥取、米子、島根など山陰地方では、高齢化や人手不足を補う手段として導入が進んでいます。
本記事では、DJIの農業用ドローンを活用した農薬散布の始め方について、必要な手続きや機材選び、補助金の活用法まで詳しく解説します。
ドローン農薬散布の基本ステップ
- 機体選びと購入:DJI Agrasシリーズなどの適切な機体を選択、購入
- 技能認定取得:認定スクールで講習を受講。
- 機体一式の納品
- 各種申請・登録:DIPS/FISSへの登録や飛行許可の取得。
- 散布準備:適切な農薬の選定と飛行計画の登録。
- 実際の散布:安全対策を講じながら実施。
農薬散布ドローンに必要な免許・資格
農薬散布ドローンを運用するために運転免許のような特定の資格は不要ですが、以下のような技能認定証が必要となります。
農業ドローン技能認定証明証:DJIの農薬散布ドローンを購入・使用するためには、UTC(Unmanned Aerial System Training Center)が発行する技能認定証が求められます。
飛行許可証:国土交通省から飛行許可を取得する必要があります。
これらの資格を取得するには、認定スクールでの講習を受講し、座学と実技試験に合格する必要があります。
農薬散布ドローンの選び方
農薬散布ドローンを選ぶ際は、以下のポイントを考慮しましょう。
- 積載量:5L、10L、20Lなど、圃場の規模に応じたサイズを選択。
- 散布幅と飛行性能:ダウンウォッシュの強さや自動航行機能の有無。
- 対応する農薬の種類:液剤・粒剤の両方に対応しているか。
- 耐久性とメンテナンス性:長期運用に適した機種か。
DJI製のAgrasシリーズ(Agras T10やT25)は高性能で人気があります。
散布に適した農薬の確認方法
農薬散布ドローンを使用する際には、散布可能な農薬かどうかを確認する必要があります。
- 農薬ラベルの「使用方法」欄を確認
- 「無人航空機による散布」「無人ヘリコプターによる散布」の記載を確認
- 農林水産省のリストで適合農薬をチェック
散布方法や希釈倍率によっても適用可否が異なるため、購入前にしっかり確認しましょう。
まとめ
鳥取・米子・島根など山陰地方で農薬散布ドローンの導入を検討されている方は、ぜひ「ドローン安全大学校」にご相談ください。
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