ドローン技術は急速に進化し、多くの産業でその利用が広がっています。
しかし、ドローンの適切な操作には専門的な知識と技術が必要で、その習得には時間と費用がかかります。
そこで、この記事では、ドローン資格取得の際に活用できる助成金について詳しく解説します。
ドローンスクールの受講に対して活用できる助成金は主に2つあります。
訓練時間はいずれも10時間以上で、助成率、賃金助成が異なります。
~ 人材開発支援助成金 ~
人材開発支援助成金は、事業主が雇用する労働者に対し、職務に関連した専門的な知識及び技能を習得させるための職業訓練等を計画に沿って実施した場合等に、訓練経費や訓練期間中の賃金の一部を助成する厚生労働省所管の助成制度です。
この助成金を活用すれば、ドローンスクールの講習費用が最大で75%助成され、法人企業は大いに活用できます。
詳細については、厚生労働省ホームページをご参照ください。
人材開発支援助成金を使用した場合の実質負担額の例はこちらです。
例:国家資格 二等 初学者コース(260,000円)の場合
※税抜表示です
会社規模 | 助成率 | 経費助成額+賃金助成=合計 | 実質負担額 |
小中企業 | 75% | 195,000円+21,120円=216,120円 | 43,880円 |
大企業 | 60% | 156,000円+10,560円=166,560円 | 93,440円 |
人材開発支援助成金の申請から受給までの一連の流れを以下に示します。最短3ヶ月で申請から助成金受給まで完了予定です。
- 申請前の準備
- 都道府県労働局へ必要書類を提出
- 受講・訓練の開始
- 支給申請書の提出
- 助成金の支給決定または不支給決定
詳細な手続きや必要書類については、厚生労働省のホームページをご確認ください。
~ 教育訓練給付金 ~
教育訓練給付制度とは、働く方々の主体的な能力開発やキャリア形成を支援し、雇用の安定と就職の促進を図ることを目的として、厚生労働大臣が指定する教育訓練を修了した際に、受講費用の一部が支給されるものです。
当校のドローン講習も対象となっております。
※一等国家資格のみ
一般教育訓練の対象講座として指定を受けておりますので受講費用の20%を受講者に支給する仕組みです。
まずは、この制度が使えるかどうかをお近くのハローワークでご確認をされた後にお問合せください。
~ 米子市企業人材スキルアップ支援補助金 ~
国家資格の取得に活用することが出来ます。(最大5万円)
対象:米子市内に事務所などのある中小企業者・小規模事業者
~ 農業生産拡大に向けたスマート農業推進事業 ~
スマート農業の普及のため、機械導入費用やドローン講習費用を支援し、生産モデル実証の経費も支援します。
また、農業支援サービス事業体を育成し、機械導入と体制強化を支援します。
詳しくは鳥取県のホームページをご確認ください。
~ まとめ ~
ドローン資格取得のための助成金は、企業の人材開発を大いに支援します。
しかし、その活用には適切な手続きと条件を理解することが必要です。
この記事が、あなたのドローン資格取得への道のりを少しでもスムーズにする一助となれば幸いです。